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Exploratory(Exploratory, Inc.)

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目次

Exploratoryは、Rの高度な分析力をノーコードで活用できるBIツールです。ここでは、操作性や料金に加えて導入事例などを紹介しています。

Exploratoryの特徴

専門知識不要、誰でも使える画面構成

Exploratoryは、専門的なコードを一切書かずにデータの加工やグラフ作成を進められるのが特徴です。画面に表示される項目を順番に選んでいくだけなので、分析が得意でない担当者でもすぐに使えます。これにより、現場レベルでのデータ共有や問題の発見がスムーズになり、業務スピードが格段に上がります。

加えて、わかりやすい操作画面を採用しているため、初めて導入する企業でもハードルが低く、組織全体でデータを活用しやすくなることが大きな魅力です。

高度な分析もプログラミング不要

「数値の変化を予測する分析」や「重要な要因を見つける分析」など、一見難しそうな分析手法も、Exploratoryではプログラミングをしなくても利用できます。

メニューから分析方法を選択すると結果が自動的に表示されるため、専門用語に詳しくなくても数値の傾向をすぐに把握できます。担当者の仮説検証が早まり、組織の意思決定がより正確になります。分析結果をまとめて複数の部署と共有しやすい点も、全社での取り組みを後押ししてくれるポイントです。

学習支援と拡張機能で安心活用

Exploratoryでは、ブートキャンプやセミナーなどの学習プログラムが用意されており、データ分析に不慣れな方でも一歩ずつスキルを習得できます。さまざまな追加機能を利用できる仕組みになっているため、必要な場面に応じて機能を拡充することも可能です。

特別な処理が必要なときにも拡張しやすいので、自社の業務に合わせた柔軟な分析環境を長く維持できます。導入後のサポートが手厚い点も安心材料となり、実務での定着をスムーズに進められるでしょう。

Exploratoryの中小企業での
導入事例

祝い金の支払いを予測し、
応募単価と予算管理を最適化

  • 業界:人材・求人メディア
  • 企業名:リブセンス(マッハバイト)
  • 規模:約300名

導入前の課題:
見えないコストが広告戦略を鈍らせる

採用・勤務が決まって申請された後に支給されるお祝い金(5千円~1万円)は、応募時点では最適化ができず、1応募あたりの広告費用を図れないことが悩みとなっていました。

導入後の効果:過去データで応募者の受給傾向を可視化

過去の受給データをもとに予測モデルを作成し、応募者リストと照合して受給確率を算出。その結果から、期間内の平均ボーナス支給額を予測することができました。

※参照元:Exploratory公式(https://exploratory.io/note/exploratory/by-DXM6RRR8)

顧客データで、ECサイトの
リピート率と売上低下の原因を特定

  • 業界:EC/D2C(シャンプー販売)
  • 企業名:エートゥジェイ
  • 規模:約70名

導入前の課題:感覚だけでの売上管理は困難

これまでSNSやアフィリエイト経由で一定の売上があったが、現場の方でなんとなく新規顧客が減ってきた感覚が出てきました。ただ、データを見る習慣がなく、具体的な課題が分からず対策を立てられないことで困っていました。

導入後の効果:購入・リピート分析から戦略課題を特定

Exploratoryを使い、購入数/回やリピート回数/年間などの数字を出すことにフォーカス。分析から生まれた複数の施策を予算やリソースなどを考慮して優先順位をつけて整理。その結果、新規獲得に向けた施策を最重要視すべきという課題を見つけることに成功。

Exploratoryの価格

料金プラン

プラン名 Public(無料)
初期費用 なし
月額費用 無料
プラン名 Academic(学生・教師向け)
初期費用 なし
月額費用 無料
プラン名 Personal(個人・個人事業主向け)
初期費用 なし
月額費用 $39/月(年払い)/$49/月(月払い)
プラン名 Business(法人企業向け)
初期費用 なし
月額費用 $79/月(年払い)/$99/月(月払い)
プラン名 Business Plus(法人企業向け)
初期費用 なし
月額費用 $163/月(年払い)/$199/月(月払い)
プラン名 Exploratory サーバー(シェアード)
初期費用 なし
月額費用 無料〜(使用量に応じて変動)
プラン名 Exploratory サーバー(ホステッド)
初期費用 なし
月額費用 $590/月〜 または $7,080/年〜
プラン名 Exploratory サーバー(オンプレ)
初期費用 なし
月額費用 $324/月 または $3,888/年

無料トライアルの有無

あり(30日間)

このメディアでは、業務の見える化を実現する中小企業向けのBIツールをまとめています。
業界別におすすめのツールを紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

Exploratoryの基本機能

多様なデータをまとめて取り込み

Exploratoryのイメージ
引用元:ExploratoryHP
https://ja.exploratory.io/

ExcelやCSVなどのファイルはもちろん、クラウドアプリやデータベース、Webサイトの情報まで幅広く取り込めるのが特徴です。複数の場所に散らばったデータを簡単に集約できるので、分析準備にかかる手間が大幅に削減できます。

将来的に新たなツールとの連携を検討している場合でも、拡張しやすい設計になっているため、長期的な運用にも向いています。部署ごとに異なる形式で管理されているデータでも、一つのプラットフォームに集めやすいです。

プログラミング不要の前処理機能

不要な列の削除や値の置き換え、集計用のデータ変換といった前処理作業が、画面の手順に沿うだけで完了します。それぞれの作業履歴は自動的に保存されるため、後から確認したり別のデータに適用しやすいです。

難しいコードを書く必要がないので、データ分析の初心者でも必要な下準備を早めに終わらせられます。手戻りが少なくなることで、レポート作成や次の分析ステップへスムーズに移行できるようになります。

自由に組み合わせるグラフとレポート

Exploratoryのイメージ
引用元:ExploratoryHP
https://ja.exploratory.io/

棒グラフや折れ線グラフ、散布図など、多種多様なグラフを作成し、好きなようにレイアウトを組んだダッシュボードとしてまとめられます。

更新スケジュールを設定すれば、自動で新しいデータを取得し、グラフを生成してくれる仕組みも魅力です。これにより、現状の数値を常に把握できるうえ、複数の部署で同じ画面を参照できるため、判断のズレを減らせます。状況の変化をタイムリーに捉えられるので、経営やマネジメントの場面でも大きく役立つでしょう。

Exploratoryのセキュリティ

ローカル処理による安全なデータ管理に加え、クラウド共有時は暗号化を徹底。オンプレミス対応もあり、企業利用にも柔軟。脆弱性対策やアクセス制限も強化され、高い信頼性を備えてます。

Exploratoryの操作画面がわかる画像

Exploratoryのイメージ
引用元:ExploratoryHP
https://ja.exploratory.io/features/dashboard
Exploratoryのイメージ
引用元:ExploratoryHP
https://ja.exploratory.io/features/dashboard
Exploratoryのイメージ
引用元:ExploratoryHP
https://ja.exploratory.io/features/wrangling

Exploratoryの紹介動画

Exploratoryは
こんな人におすすめ

日々の売上データや購入情報などをExcelで管理してきたが、そろそろ効率的な分析とレポート作成に切り替えたいと考えている企業・部門におすすめです。プログラミングの知識がなくても扱いやすいため、現場スタッフが自分で気づきを得られ、数値の推移を部門全体へ共有できます。

これにより、限られたリソースをうまく活用しながら、すばやい意思決定を実現しやすくなります。加えて、営業企画や経営企画など、複数の部署が同じツールで分析を進められるため、全社的な連携強化にもつながるでしょう。

このメディアでは、業務の見える化を実現する中小企業向けのBIツールをまとめています。
業界別におすすめのツールを紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

Exploratoryの構築方法

  • 導入形態:オンプレミス、クラウド
  • 環境構築の代行:-
  • 構築後のアフターフォロー:◯

Exploratoryと連携できるサービス

  • CSV / Excelファイル
  • データベース(PostgreSQL、MySQLなど)
  • クラウドストレージ(Google Drive、Dropboxなど)
  • クラウドアプリケーション(Salesforceなど)
  • Webサイトの情報取得(Webスクレイピング)
  • Rスクリプトを使ったAPI連携

Exploratoryの基本情報

会社名 Exploratory(エクスプロラトリー)
本社所在地 東京都墨田区立川3-6-16 三本ビル401
電話番号 公式HPに記載なし
公式サイトURL https://ja.exploratory.io/
INDUSTRY SPECIFIC
業界別|
おすすめのBIツール3選

BIツールは70製品近く※1と多くの製品が存在することから、その中で自社にピッタリの製品を見つけるのは難しいもの。
ここでは、分析したいデータの傾向を整理し、業界別におすすめのBIツールを紹介します。

小売・EC向け
クラウドフォーミュラCloud Formula
クラウドフォーミュラ
引用元:Cloud Formula公式HP
https://cloudcrossing.co.jp/pages/cloud-formula
小売・EC向けの分析/機能
  • 売上、顧客データ分析
  • 購入チャネル分析
  • RFM(購入日・購入頻度・購入金額)分析
  • バスケット(買い合わせ)分析
小売・ECにおすすめな理由
  • 分析スキルがなくてもデータ準備のみで済むため、迅速な施策実行を実現。小売・ECに必要な分析を自動化。
  • 月額5万円からの利用可能。「売上レポートを見やすくしたい!」といったシンプルな要望でもコスパ良く使えます。
金融向け
モーションボードMotionBoard
モーションボード
MotionBoard公式
https://www.wingarc.com/product/motionboard/features/index.html
金融業向けの分析/機能
  • パレート図、ヒートマップなどの顧客分析
  • 地図機能(競合店・エリア分析)
  • 相続管理ワークフロー
  • 経済産業省への報告資料の自動生成
金融におすすめな理由
  • 情報セキュリティの国際規格ISMSやFISCの認証済み※2。オンプレでの導入可でセキュリティ基準が高いのが特徴です。
  • SFAや他データベースなど異なるソースとも柔軟に連携可能で、営業店の進捗管理などの効率化を図ります。
製造向け
スポットファイアSpotfire
スポットファイア
引用元:Spotfire公式HP
https://www.nttcoms.com/service/TIBCO/products/data-science/
製造業向けの分析/機能
  • 品質管理・不良分析
  • 歩留まり分析
  • 製造コスト分析
  • AIを用いた異常検知
製造におすすめな理由
  • 不良品の発生原因や装置異常をすぐに発見します。エラーを最小限に抑えて生産性を向上
  • AI・機械学習の活用で検査を自動化。人為的なミスやバラつきを防ぎ、品質判断の安定化を強化します。

※1 2025年1月編集チーム調べ

※2 参照元:MotionBoard公式HP(https://corp.wingarc.com/security_governance/certification.html)