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WebFOCUS(Information Builders)

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目次

WebFOCUSは、大規模データの高速処理と柔軟なレポート出力に強みを持つBIツールです。ここでは企業内の多様なニーズに対応する機能や導入事例などを紹介します。

WebFOCUSの特徴

利用者が使いやすい情報
アプリケーション設計

WebFOCUSは、専用の情報アプリケーションをあらかじめIT部門がデザインしておき、利用者はその画面上で「必要なときに必要な情報を、簡単な操作で得られる」仕組みが整っているのが特徴です。

BIツールが得意でない方や、普段はExcelで業務をしている方でも簡単にレポートを取得できます。難しい専門用語や高度な操作を極力排除し、全社員が気軽にデータ活用をスタートできる点は、大きな導入メリットといえるでしょう。

柔軟なライセンス体系と
スケーラビリティ

ユーザー数に依存しないライセンス体系を採用しているため、利用人数の増減に合わせて柔軟に環境を拡張しやすいのがWebFOCUSの特徴の一つです。企業の成長や部門ごとの利用拡大にもスムーズに対応できます。

さまざまなデータソースや環境に接続可能なので、既存システムを大きく改修することなく導入できるのは、コスト面と運用面での大きなメリットです。

導入から運用まで手厚い
サポートで安心

日本全国に専任技術者がおり、導入支援や運用サポートに力を入れています。サポートセンターには技術者が常駐しており、問い合わせがあれば何度でも相談可能です。

開発のサンプルコード提示や、ユーザー会での情報共有など、導入後の定着にまで配慮したサポート体制が整っているため、「いざ導入してみたが使いこなせなかった」というリスクを最小限に抑えることができます。

WebFOCUSの中小企業での
導入事例

迷わせないUIで社外
ユーザーも安心

  • 業界:宅配水業界
  • 企業名:アクアクララ
  • 規模:中堅企業規模

導入前の課題:
システム刷新とUI維持の両立が壁に

アクアクララは、全国のフランチャイズ加盟企業に取引状況や販売データをリアルタイムで提供する基盤として、2008年からWebFOCUSを活用してきました。

基幹システムのクラウドシフトを進める中で、既存のデータ提供基盤についても見直しが必要となり、SaaS型BIツールの導入を検討。UIの頻繁な変更やセルフサービス性の高さが、リテラシーにばらつきのある社外ユーザーにとって操作の負担になることが懸念されました。

導入後の効果:迷わせない設計で移行後の問い合わせゼロを実現

結果的にWebFOCUSの継続利用を決定し、クラウド基盤へとリフトアップ。従来通りの迷わせないUI設計と、リアルタイムなデータ提供を両立することで、システム移行後も加盟店からの問い合わせはありませんでした。

サポートできない社外ユーザーに対してもスムーズな運用が実現され、クラウドの恩恵を受けながらも高いユーザー満足度を維持しています。内製化によって構築コストも最小限に抑えることができました。

社員の考える力を育てるデータ
活用の土壌づくりを実現

  • 業界:化学品製造業
  • 企業名:ヤスハラケミカル
  • 規模:従業員230名

導入前の課題:
全社員のデータ活用意識とITスキルのバラつき

ヤスハラケミカルはDX推進の一環としてデータ活用の強化を検討。経営ダッシュボードの導入を進める一方で、現場社員のITリテラシーの差や、複数のBIツールの併用による運用負荷が課題に。

情報システム室が各部門の依頼に応じて都度データを準備していたため、膨大な工数が発生していました。社員自らが主体的にデータを分析・活用できる環境づくりが急務となっていたのです。

導入後の効果:全社にデータ活用の土壌が定着

既存のWebFOCUSをアップグレードし、全社的なセルフサービスBIとして再構築。ユーザーは必要な情報を自ら取得・分析できるようになり、Excelとの連携もスムーズに。

社員向けにアシストの支援による3種の研修を実施したことで、全社的なデータリテラシーが向上。情報システム室は年間約1,200時間の工数を削減できる見込みです。

DataSpiderとの連携により、基幹系データや外部データの取り込みも強化され、今後は生産データの参照も視野に。社員の考える力を育むための土壌が整い、全方位的なデータ活用が進行中です。

WebFOCUSの価格

料金プラン

プラン名 -
初期費用 公式HPに記載がありませんでした
月額費用 公式HPに記載がありませんでした

無料トライアルの有無

公式HPに記載がありませんでした。

このメディアでは、業務の見える化を実現する中小企業向けのBIツールをまとめています。
業界別におすすめのツールを紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

WebFOCUSの基本機能

情報アプリケーションで
誰でもレポート取得

WebFOCUSの中核となる情報アプリケーションは、IT部門があらかじめ業務や利用者のニーズに合わせて設計することで、誰でも簡単にレポートを取得できる環境を提供できます

検索条件画面やダッシュボードをわかりやすいUIで構築できるため、特別なトレーニングを受けなくても「ボタンをクリックして条件を選択するだけ」で欲しいデータを確認できます。Excel出力などの一般的なフォーマットにも対応しているので、既存業務フローを大きく変えずに導入できる点も魅力です。

セルフサービス分析でもっと
深いデータ活用が可能

レポート取得だけでなく、セルフサービス機能を使えば、分析が得意な担当者やパワーユーザーが自分の視点でデータを加工・可視化ができます。グラフを組み合わせて連動させたり、データの抽出条件を自由に変えて仮説検証を繰り返したりといった、より高度な分析が手元で完結します。

気づいたことをコメント機能で共有したり、PowerPointに出力して即座に社内プレゼンに活用したりなど、部門間での協力を促す効果も期待できるでしょう。

管理・運用機能で安全かつ
スムーズに全社展開

WebFOCUSは、利用者一人ひとりの役割や権限に合わせて閲覧・実行権限を細かく制御できるセキュリティ管理機能を備えています。

アクセスログの取得やモニタリング機能を活用することで、いつ・誰が・どのデータを見たかを追跡し、不正利用の防止やトラブルシュートにも役立ちます。

IT部門が全体を見渡しながらデータの品質管理やメタデータ編集、サーバー監視などの作業を行いやすいため、BI運用全体のPDCAを回すうえでの労力削減にもつながるでしょう。

WebFOCUSのセキュリティ

WebFOCUSは認証・暗号化・アクセス制御により高いセキュリティを実現しています。柔軟な設定により、ユーザーの役職や業務内容に応じたレポートやダッシュボードの閲覧・操作が可能です。

WebFOCUSの操作画面が
わかる画像

WebFOCUSの画像
引用元HP:アシスト公式
https://www.ashisuto.co.jp/webfocus/function/overview.html
WebFOCUSの画像
引用元HP:アシスト公式
https://www.ashisuto.co.jp/webfocus/function/overview.html
WebFOCUSの画像
引用元HP:アシスト公式
https://www.ashisuto.co.jp/webfocus/function/overview.html

WebFOCUSの紹介動画

公式HPに紹介動画が掲載されておりますので、気になる方はご確認ください。

WebFOCUSはこんな人に
おすすめ

WebFOCUSは、日々の業務でExcelやスプレッドシートを使ってデータ管理をしている企業の担当者に適したBIツールです。複数のデータソースを一元管理し、簡単な操作で必要なレポートやグラフを作成できるため、ITに不慣れな人でも全社的に活用できます。

ユーザー数に依存しないライセンス体系でコストが抑えやすく、将来的なユーザー拡大にも柔軟に対応可能です。問い合わせ回数に制限のないサポート体制や、閲覧権限・アクセスログの管理といったセキュリティ機能も充実しているため、安心して導入・運用できるでしょう。

このメディアでは、業務の見える化を実現する中小企業向けのBIツールをまとめています。
業界別におすすめのツールを紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

WebFOCUSの構築方法

  • 導入形態:オンプレミス
  • 環境構築の代行:◯
  • 構築後のアフターフォロー:◯

WebFOCUSと連携できる
サービス

  • Oracle Database
  • SQL Server
  • DB2
  • LDAPなどの認証ソース(SSO連携も可能)
  • API連携(ログイン処理やレポート実行の自動化など)

WebFOCUSの基本情報

会社名 株式会社アシスト(日本国内の提供元)
本社所在地 東京都千代田区九段北4-2-1 市ヶ谷スクエアビル
電話番号 公式HPに記載がありませんでした
公式サイトURL https://www.ashisuto.co.jp/
INDUSTRY SPECIFIC
業界別|
おすすめのBIツール3選

BIツールは70製品近く※1と多くの製品が存在することから、その中で自社にピッタリの製品を見つけるのは難しいもの。
ここでは、分析したいデータの傾向を整理し、業界別におすすめのBIツールを紹介します。

小売・EC向け
クラウドフォーミュラCloud Formula
クラウドフォーミュラ
引用元:Cloud Formula公式HP
https://cloudcrossing.co.jp/pages/cloud-formula
小売・EC向けの分析/機能
  • 売上、顧客データ分析
  • 購入チャネル分析
  • RFM(購入日・購入頻度・購入金額)分析
  • バスケット(買い合わせ)分析
小売・ECにおすすめな理由
  • 分析スキルがなくてもデータ準備のみで済むため、迅速な施策実行を実現。小売・ECに必要な分析を自動化。
  • 月額5万円からの利用可能。「売上レポートを見やすくしたい!」といったシンプルな要望でもコスパ良く使えます。
金融向け
モーションボードMotionBoard
モーションボード
MotionBoard公式
https://www.wingarc.com/product/motionboard/features/index.html
金融業向けの分析/機能
  • パレート図、ヒートマップなどの顧客分析
  • 地図機能(競合店・エリア分析)
  • 相続管理ワークフロー
  • 経済産業省への報告資料の自動生成
金融におすすめな理由
  • 情報セキュリティの国際規格ISMSやFISCの認証済み※2。オンプレでの導入可でセキュリティ基準が高いのが特徴です。
  • SFAや他データベースなど異なるソースとも柔軟に連携可能で、営業店の進捗管理などの効率化を図ります。
製造向け
スポットファイアSpotfire
スポットファイア
引用元:Spotfire公式HP
https://www.nttcoms.com/service/TIBCO/products/data-science/
製造業向けの分析/機能
  • 品質管理・不良分析
  • 歩留まり分析
  • 製造コスト分析
  • AIを用いた異常検知
製造におすすめな理由
  • 不良品の発生原因や装置異常をすぐに発見します。エラーを最小限に抑えて生産性を向上
  • AI・機械学習の活用で検査を自動化。人為的なミスやバラつきを防ぎ、品質判断の安定化を強化します。

※1 2025年1月編集チーム調べ

※2 参照元:MotionBoard公式HP(https://corp.wingarc.com/security_governance/certification.html)