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Redash

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Redashは、ローカル環境で利用できるオープンソースのデータ分析ツールです。2013年にリリースされ、2020年後も有志による開発が続けられています。この記事では、Redashの特徴、導入事例、価格、基本機能について紹介します。

Redashの特徴

シンプルなUIと利便性の高さが特徴

ドラッグ・ドロップ操作でウィジェットを配置できるUIを備えたオープンソースのBIツールです。個人から企業まで幅広い用途に対応しています。ダウンロード後、データソースに接続してダッシュボードを作成できます。SQLを使い、多様なデータソースから必要な情報を抽出可能です。

MySQLやOracleなどのリレーショナルデータベースのほか、MongoDBなどのNoSQLデータベースや、Snowflakeに代表されるクラウドデータウェアハウスとも接続できます。CSVやAPI接続にも対応しています。複数のデータソースを横断的に利用できる点が特徴です。

グループやチームでも利用しやすい

自動で補完を行うSQLエディタや頻繁に使用するSQLを保存・再利用できるクエリスニペットといった便利な機能が豊富です。クエリ結果をAPIによって取得し、外部のシステムと連携できる機能も搭載しています。

ダッシュボードは自動更新や共有が行えます。クエリ結果が設定した条件を満たした場合のアラートや、メールを使った通知も行えます。ユーザーごとにアクセスできる範囲を制限する制御機能や、ユーザーグループの作成と権限管理、ダッシュボードの埋め込みにも対応しています。

Redashの中小企業での導入事例

データの迅速な集約と自動化に貢献

  • 業界:メディア
  • 企業名:Studio71

導入前の課題:データの入手から多くの時間がかかっていた

Studio71では、異なるデータベースからデータソースを入手し、視覚化やカスタムインターフェースの作成を行っていましたが、レポートの作成までに数日の時間を要していました。

導入後の効果:高度なツールが業務の妨げに

Redashは豊富なデータソースをサポートしているため、クエリの記述・視覚化といった操作で数時間のうちに対応を完了できました。技術チームの業務時間を短縮でき、従来よりもデータを有効に活用できるようになりました。

参照元:Redash公式HP(https://redash.io/case-studies/studio71/

Redashでできることと注意点

Redashでできること

  • 複数のデータソースを一元的に管理
    • SQLデータベースやDWHなど、複数のデータソースを接続し、クエリ結果をダッシュボード上でまとめて管理できます。
  • SQLクエリによる柔軟なデータ分析
    • SQLを直接記述してデータ抽出・集計ができるため、分析要件に応じた細かな条件設定が可能です。
  • グラフやテーブルでデータの可視化
    • 折れ線グラフ、棒グラフ、円グラフ、テーブルなど、用途に応じた可視化形式を選択できます。
  • ダッシュボードの共有
    • 作成したダッシュボードはURL共有や権限設定ができ、チーム内での情報共有に活用できます。
  • 定期的なデータ更新・通知
    • クエリの自動実行や条件に応じたアラート通知を設定でき、最新データを把握できます。

Redashの注意点

  • SQLの知識が必要
    • 基本的にSQLを用いた操作が中心となるため、非エンジニアには扱いづらい場合があります。
  • 日本語の情報が限定的
    • 公式ドキュメントや解説記事は英語が中心で、日本語の情報収集に時間がかかることがあります。
  • 初期設定や環境構築の手間
    • セルフホストで利用する場合は、サーバー構築や保守・運用の負担が発生します。
  • 高度な加工や分析にかかる追加対応
    • データの前処理や複雑な分析には、別のBIツールやDWH側での対応が必要になることがあります。
  • 権限管理や運用ルールの設計が必要
    • 複数人で利用する場合、クエリ編集権限や閲覧範囲の管理を事前に整理しておく必要があります。

Redashの価格

料金プラン

オープンソースのため、費用は無料です。

無料トライアルの有無

オープンソースのため、費用は無料です

このメディアでは、業務の見える化を実現する中小企業向けのBIツールをまとめています。
業界別におすすめのツールを紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

Redashの基本機能

Redashの基本機能
※引用元:Redash公式HP
https://redash.io/product/

データ集計機能

MySQLやGoogleスプレッドシートなどのデータベースに接続し、必要なデータを取得して集計することができます。

レポーティング機能

SQLクエリに基づいたレポートを作成できる機能です。

Redashのセキュリティ

Redashでは、ユーザー単位でアクセス範囲を制限する機能が利用できます。

Redashの操作画面がわかる画像

Redashの操作画面
※引用元:Redash公式HP
https://redash.io/help/user-guide/visualizations/pivot-table-visualizations/

Redashの紹介動画

Redashは
こんな人におすすめ

Redashは、クラウドやローカル上で操作でき、複数のデータソースを使用してデータの取得や集計が可能なBIツールです。各種データベースのほか、GoogleスプレッドシートやSalesforceなどのプラットフォームとも連携できます。有志による開発が行われており、GitHubディスカッション上で機能をリクエストすることもできます。データの取得からレポーティングまでをスムーズに行い、有志によるサポートも活用したい方におすすめです。

このメディアでは、業務の見える化を実現する中小企業向けのBIツールをまとめています。
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Redashの構築方法

  • 導入形態:ローカル・クラウド
  • 環境構築の代行:×
  • 構築後のアフターフォロー:◯(ナレッジベース・オープンソースコミュニティ・GitHubディスカッションを提供)

Redashと連携できるサービス

  • データベース:Amazon Athena、Amazon Aurora、Amazon DynamoDB、Amazon Redshift、Axibase TSDB、Azure Data Explorer、Cassandra、ClickHouse、Databricks、Druid、Elasticsearch、Google BigQuery、Graphite、Greenplum、Hive、Impala、InfluxDB、Memsql (SingleStore)、Microsoft SQL Server、MongoDB、MySQL、Oracle、PostgreSQL、Presto、Rockset、ScyllaDB、Snowflake、Treasure Data、Vertica
  • ファイル形式:CSV、JSON、Googleスプレッドシート
  • API連携:API経由での外部システム統合
  • プログラミング言語:Python
  • プラットフォーム:Salesforce、Yandex AppMetrica、Yandex Metrica

Redashの基本情報

会社名 Databricks Inc.
本社所在地 160 Spear Street, 15th Floor San Francisco, CA 94105
電話番号 1-866-330-0121
公式サイトURL https://redash.io/
INDUSTRY SPECIFIC
業界別|
おすすめのBIツール3選

BIツールは70製品近く※1と多くの製品が存在することから、その中で自社にピッタリの製品を見つけるのは難しいもの。
ここでは、分析したいデータの傾向を整理し、業界別におすすめのBIツールを紹介します。

小売・EC向け
クラウドフォーミュラCloud Formula
クラウドフォーミュラ
引用元:Cloud Formula公式HP
https://stkqps2z.lp-essence.com/
小売・EC向けの分析/機能
  • 売上、顧客データ分析
  • 購入チャネル分析
  • RFM(購入日・購入頻度・購入金額)分析
  • バスケット(買い合わせ)分析
小売・ECにおすすめな理由
  • 分析スキルがなくてもデータ準備のみで済むため、迅速な施策実行を実現。小売・ECに必要な分析を自動化。
  • 月額5万円からの利用可能。「売上レポートを見やすくしたい!」といったシンプルな要望でもコスパ良く使えます。
金融向け
モーションボードMotionBoard
モーションボード
MotionBoard公式
https://www.wingarc.com/product/motionboard/features/index.html
金融業向けの分析/機能
  • パレート図、ヒートマップなどの顧客分析
  • 地図機能(競合店・エリア分析)
  • 相続管理ワークフロー
  • 経済産業省への報告資料の自動生成
金融におすすめな理由
  • 情報セキュリティの国際規格ISMSやFISCの認証済み※2。オンプレでの導入可でセキュリティ基準が高いのが特徴です。
  • SFAや他データベースなど異なるソースとも柔軟に連携可能で、営業店の進捗管理などの効率化を図ります。
製造向け
スポットファイアSpotfire
スポットファイア
引用元:Spotfire公式HP
https://www.nttcoms.com/service/TIBCO/products/data-science/
製造業向けの分析/機能
  • 品質管理・不良分析
  • 歩留まり分析
  • 製造コスト分析
  • AIを用いた異常検知
製造におすすめな理由
  • 不良品の発生原因や装置異常をすぐに発見します。エラーを最小限に抑えて生産性を向上
  • AI・機械学習の活用で検査を自動化。人為的なミスやバラつきを防ぎ、品質判断の安定化を強化します。

※1 2025年1月編集チーム調べ

※2 参照元:MotionBoard公式HP(https://corp.wingarc.com/security_governance/certification.html)